【実例】弘前市で3週間に二人を見送った一日葬×2(各98万円の家族葬)

Before

ご依頼内容

「まさか、三週間のあいだに二度も別れがくるとは思っていませんでした」
弘前市に住むあるご家族が、母と長男をわずか三週間という短い期間で見送られた出来事がありました。

突然の訃報に動揺しながらも、限られた時間と人手の中で選ばれたのは、一日葬×2回・各98万円の家族葬プラン
喪主となるはずだったご長男がご入院中という事情のなか、弟様と長男の奥様が中心となり、
静かに、そしてあたたかく二人を見送る準備を進めてくださいました。

この記事では、この三週間にわたる二度の葬儀の記録を通じて、
「葬儀とは何か」「形式ではなく想いをどう形にするか」という視点から、
一日葬であっても心が届く別れのかたちをご紹介してまいります。

あなたやご家族が、もしも急な別れに直面したとき、
この実例が一つの安心と、判断の支えになることを願っております。


二人の別れが続いた3週間|喪主不在で始まった葬儀の決断


葬儀の準備は、時間と心に余裕があるときにできるものではありません。
それが突然、しかも立て続けに起きたとき、人は何を優先し、どう判断するのか。
このご葬家様が下された決断には、**「形式ではなく、想いを大切にする」**という強い意志がありました。


最初の訃報は「母のご逝去」でした。
病院からの連絡を受けて、ご家族は驚きと動揺の中で、まず「誰がどう動くか」を話し合うことになります。

本来ならば、喪主となるのは長男様。
けれどこの時点で、長男様はすでに病院に入院されており、意思決定も、現場での対応も困難な状態でした。

そこで実際の対応を担うことになったのが、弟様と長男様の奥様
お二人が主となって、搬送の手配、安置場所の確保、葬儀社の選定に向き合っていくことになりました。

「母を静かに送りたい」
「身内だけでいい。あまり人を呼びたくない」
「仏式で、お寺での一日葬が理想だけれど、できるだろうか」

このようなご希望が早い段階で明確だったこともあり、限られた選択肢の中で、
いくつかの葬儀社にご相談されたうえで、最終的に当社(とーたる・さぽーと0528)をお選びいただいた形となります。


ご連絡をいただいた時点で、すでにご逝去から時間があまり経っておらず、
「すぐに搬送してもらえますか?」というのが最初のお問い合わせ内容でした。

その日のうちに病院へお迎えに伺い、弊社の「スタジオ祈り」にて3日間安置することをご提案しました。
ご家族はこの提案をすぐにご快諾くださり、
打ち合わせは翌日にご自宅にて行うことが決まりました。

この時点ではまだ、誰も二度目の葬儀が3週間後に待っているなどとは、思ってもいません。

葬儀のお打ち合わせは一度のみ。
弟様と奥様は、非常に整理されたご意見をお持ちで、
「できるだけ負担をかけず、母らしい見送りを」という言葉を何度も繰り返されていました。

当社がご提案したのは、98万円の一日葬プラン(寺院+火葬+安置+埋葬)
費用面でもご納得いただき、また、無理なく進行できる点でも「これがいいですね」と即決いただきました。

こうして、最初の葬儀が滞りなく整えられたその3週間後。
今度は喪主予定だったご長男様がご逝去されたとの連絡が入ります。

そのとき私は、電話口で沈黙してしまいました。
同じご家族から、二度目の訃報。
それがわずか三週間のうちに起きたという事実を、
言葉にできず、ただ深く受け止めるしかなかったのです。

「またお願いできますか」
奥様のその一言には、
絶望の中で何とか立っていようとする、静かな決意が感じられました。


人は、急な別れに対して十分な準備ができるとは限りません。
それが立て続けに起きた場合、どれだけ冷静に判断できるかは、ご本人の力だけでは限界があります。

だからこそ、私たち葬儀社に求められるのは、
ご遺族の想いをすばやく、正確にくみとり、形にする力です。

今回のご葬家様のように、
「形式ではなく、心で見送る」という想いに寄り添う姿勢があれば、
どんな状況でも、かけがえのない別れは実現できる――
そのことを、私はこの3週間の出来事を通して強く感じました。


選ばれたのは「一日葬×2回」|各98万円の家族葬プラン


大切な人を送り出すとき、費用や形式ではなく「どう見送りたいか」が本質です。
その想いに寄り添い、現実的な選択肢として用意されたのが、一日葬×2回・各98万円の家族葬プランでした。


ご家族が最初に望んだのは、派手ではなく、静かで、負担が少ない葬儀でした。
ご長男様のご入院中という事情もあり、喪主不在の状態で弟様と奥様が準備を進めるというのは、
精神的にも体力的にも大きな負担がかかる状況でした。

また、遠方に住むご親族は来られないとのことで、参列者は10名前後。
「大きくやる必要はない。ただ、きちんと、母らしく見送りたい」
そうしたご希望を伺ったとき、私たちは一日葬プランをご提案しました。

一日葬とは、通夜を省略し、葬儀と火葬を同じ日に行う葬儀の形式です。
近年増加しており、特にご高齢のご遺族や、少人数の家族葬に適しています。

このプランでは、
●移動や宿泊の負担を減らせる
●準備や段取りも最小限に抑えられる
●心の負担が少なく、体にもやさしい
という利点があります。

さらに、私たちがご提案したのは税込98万円で必要なものがすべて含まれた明朗な内容でした。


以下が、一日葬プランに含まれる内容です。

  • ご遺体の搬送(病院からスタジオ祈りへ)

  • 「スタジオ祈り」3日間の安置料(冷却設備付き)

  • 納棺および復元納棺

  • お花と祭壇一式(小規模対応)

  • ご家族への接遇・当日の案内

  • 藤崎町火葬場での火葬手配・同行

  • 弘前市内の菩提寺での一日葬施行

  • 返礼品・飲食物などのご相談サポート

  • 僧侶との連携と読経時間の調整

  • 埋葬までの付き添いと段取り調整

こうした「すべて込み」の設計にした理由は、ご遺族にこれ以上の手間をかけてほしくなかったからです。
一回目のお葬式では、上記をすべて整えて実施。
弟様と奥様は「もう何も言うことはありません。母にとっても、私たちにとっても、ありがたい形でした」とおっしゃってくださいました。

そして三週間後、ご長男様が亡くなられた際、同じプランをそのまま適用することになりました。
「一度目とまったく同じでお願いしたいです」
そのお言葉には、すでに私たちへの信頼と納得があったのだと思います。

結果として、ご葬家様は98万円の一日葬を二度、計196万円で母と長男を見送るという形を選ばれました。

どちらも同じ会場、同じ段取り。
違うのは、見送る相手が変わったことと、言葉にならない想いの深まりでした。


一日葬は「簡素」ではありません。
むしろ、大切なことだけを残すための選択肢です。
ご葬家様が選ばれた一日葬×2回・98万円の家族葬プランは、形式ではなく「想い」を最優先にした見送りの形でした。

とーたる・さぽーと0528では、
お客様のご事情やお気持ちに合わせて、形式ではなく本質に寄り添ったご提案を行っております。

「この人らしく送りたい」
「無理なく、きちんと別れたい」
そう願う方にとって、価格も進行も安心できる一日葬は、これからの家族葬の一つの理想形だと私たちは考えております。


ご長男が遺した「宝くじ128枚」|語られなかった想い


葬儀の場でふと語られる何気ない一言や、残された物の中には、
故人が伝えきれなかった「大切な想い」が静かに宿っていることがあります。
その想いに触れたとき、私たちは初めて、故人の人生に深く出会うのです。


二度目のご葬儀の打ち合わせの際、ご長男様の奥様がこう語られました。

「病院にいるとき、ずっとスマートフォンを離さなかったんです。
誰が“持っておいてあげるよ”って言っても、“これは自分で持ってるから”って。
でも、体がきつくなって、やっと枕元に置くようになりました」

それは、ほんの何気ないエピソードのように聞こえました。
しかし、そのスマートフォンを後から開いてみた奥様は、ある記録を見つけられました。
それが「宝くじの購入履歴」でした。

しかも、その数は128枚

「当たったら、みんなに分けるからね」
そう言っていたことを思い出して、奥様は少し笑って教えてくださいました。

このとき私は、128という数字に込められた無言の願いを感じずにはいられませんでした。


私たちが葬儀に携わる中で、故人の生前の言葉や遺品に触れることはよくあります。
それは手紙だったり、日記だったり、ときにはメモや写真だったりします。

ですが、スマートフォンの中に残された宝くじの履歴というのは、
それまで経験したことのない種類の“遺されたもの”でした。

宝くじは、夢を買うものです。
多くの人は、ささやかな願いを込めて1枚、2枚と手にします。
けれど128枚という数は、単なる偶然ではありません。
ご長男様は、本気で何かを願っていたのだと、私は思いました。

それは、「家族に何かを残したい」という切実な思い。
病に伏し、体が思うように動かなくなりながらも、
「自分にできることはないか」と探し続けた日々の痕跡。

そして、その想いは、宝くじの当落に関係なく、確かに家族に届いたのです。

奥様が語るその表情は、悲しみの中にもどこか誇らしさを含んでいました。

「こんなこと、誰にも話してなかったのに…
でも知ったとき、なんか、笑っちゃいました」

それは、亡きご主人から最後に届いた、言葉にしない手紙のようなものだったのかもしれません。


言葉にしなくても、人は誰かを想い、誰かに何かを伝えようとしています。
そして、葬儀という時間の中で、私たちはその想いに初めて気づくことがあるのです。

今回の128枚の宝くじは、まさにその象徴でした。

遺されたものの中にこそ、その人が生きた証がある。
だからこそ、葬儀とは形式ではなく、
「想いのかけら」を受け取り、心で受け止める場であると、私は改めて感じました。

ご長男様のスマートフォンに残された履歴は、
家族への最後のプレゼントであり、
その人生が他者の心に今も生きているという静かな証明だったのです。


いただいた言葉|「お願いして本当によかった」


「お願いしてよかった」
その一言には、言葉以上の想いが詰まっています。
葬儀という大きな出来事の中で、お客様からこの言葉をいただけたことは、
私たちにとって何よりの励みであり、仕事の本質を再確認する瞬間でもあります。


ご葬儀が終わった直後というのは、ご家族にとって心も体も張りつめた状態です。
そこにかけられる言葉の多くは、形式的で、当たり障りのないものであることが少なくありません。

しかし、このご葬家様は、まったく違いました。

一度目のご葬儀が終わったあと、弟様が静かに言われました。
「とーたる・さぽーとさんに頼んで、本当によかったです。
想像していたよりも、ずっと落ち着いて、あたたかく終えられました」

さらに、長男様の奥様からは、数日後のLINEでこんな言葉が届きました。

「初めてのことで不安ばかりでしたが、
母のときの対応が本当に丁寧で、心が救われました。
だから、次も迷わずお願いしたいと思いました」

これらの言葉には、言い尽くせない安心と、信頼の感情が込められていました。


ご長男様のご葬儀が決まったとき、奥様はすぐに連絡をくださいました。
それは短く、しかしはっきりとしたものでした。

「またお願いできますか」

この「また」という言葉に込められた意味を、私たちは理解していました。
決して軽い選択ではなく、深い悲しみの中で、誰を信じて託すかを考えた末の決断だったのです。

再び病院にお迎えに伺い、スタジオ祈りでの安置。
打ち合わせ、寺院での一日葬、火葬、そして埋葬までの流れ。
それは一度目と同じようでいて、まったく同じではありませんでした。

家族の悲しみは二重になり、
ご長男様を見送るその空気は、静けさの中に強い想いが満ちていました。

そして、葬儀を終えたその晩。
再び奥様から届いた言葉。

「やっぱりお願いして良かったです。
もう、家族のように思っています。
本当にありがとうございました」

この一言に、私たちのすべての労が報われました。
葬儀を支える者として、もっとも心が震える瞬間でした。


「お願いしてよかった」
この言葉の中には、安心・感謝・信頼・そして再び会いたいという気持ちがすべて込められています。

私たちが行っているのは、物を売る仕事ではありません。
葬儀という、人生でもっとも大切な時間を、誰よりも近くで支える仕事です。
そこに必要なのは技術だけでなく、人としての姿勢と誠意です。

二度のご葬儀でいただいた「ありがとう」という言葉、
「お願いして良かった」という感想は、私たちの中に深く根を下ろしました。

だからこそ私たちは、次に誰かを見送るそのときも、
この経験をもとに、さらに寄り添う力を強くしてまいります。


まとめ|3週間で二人を見送った家族から学んだこと


葬儀とは、亡き方の人生をそっと包み、残された人の心を静かに受け止める時間です。
形式や規模ではなく、想いを大切にすることで、本当に納得できるお別れが実現する――
このご葬家様の3週間にわたる二度のご葬儀は、それを深く教えてくれました。


母を見送り、そして長男を見送る。
一度目の別れからわずか三週間後、同じご家族のもとに、再び訃報が訪れる――。
これは決して日常的なことではありません。
精神的にも体力的にも追い詰められた状況の中で、ご遺族が迷いなく当社を選んでくださった理由。
それは、「形式ではなく、安心と想いに寄り添ってくれること」でした。

喪主予定の方がご入院中で実務を担えず、準備に当たったのは弟様と奥様のお二人。
短時間の打ち合わせでも、ご家族の願いははっきりしていました。

  • できるだけ負担をかけず、

  • でも、きちんと送りたい

  • 母らしく、静かに

  • 家族で、心を込めて

それを形にしたのが、一日葬98万円の家族葬プランでした。
スタジオ祈りでの安置、火葬、寺院での葬儀、そして埋葬まで。
すべてを一日で終えられる段取りに整え、現実的なご負担の中で、心に残るお別れを実現しました。

そして、三週間後。
同じ流れで、今度はご長男様をお見送りする運びとなりました。
二度目のご連絡は、迷いのない一言でした。

「また、お願いできますか」

この言葉に込められた信頼を、私たちは忘れません。


ご長男様が残された128枚の宝くじ。
「当たったら、みんなに分けるからね」と笑っていたその裏には、
病床に伏しながらも、家族に何かを遺したいという切実な優しさがありました。

奥様がそれを語るときの表情は、涙よりも微笑みでした。

「なんか…あの人らしいですよね」

それはきっと、言葉にできなかった「ありがとう」や「大好きだよ」を、
彼なりの形で伝えようとしていたのだと、私たちは受け取りました。

このように、葬儀の場にはいつも「語られなかった言葉」が静かに流れています。
それを受け取ることができたとき、悲しみは少しずつ、感謝へと変わっていくのです。


葬儀において本当に大切なのは、
「立派な祭壇」でも「豪華な会場」でもありません。

それは、想いがちゃんと届いたと、ご家族が感じられること
その想いが、安心へ、納得へ、そして静かな感動へとつながっていくこと。

私たちとーたる・さぽーと0528は、これからも一件一件、
「その人らしさ」と「家族の願い」に誠実に寄り添いながら、
葬儀の本質を見失わずに、歩み続けてまいります。


「大切な人をきちんと送りたい」と思ったときに

人は、ある日突然、大切な人との別れに直面します。
準備のないまま訪れるその瞬間に、
「どうすればいいかわからない」という不安を抱えるのは当然のことです。

けれど、その不安にひとつずつ寄り添い、
「あなたらしい送り方」ができるように支えるのが、私たちの役目です。

どんな小さなことでも、ご相談ください。
葬儀は、形ではなく心の整理を整える時間です。
そのための伴走者として、私たちは常にそばにおります。


📞 家族だけの一日葬・98万円プランをご相談いただけます

  • 一日で完結する家族葬(通夜なし)98万円プラン

  • ご遺体の安置から火葬・葬儀・埋葬までを一括でサポート

  • 弘前市・青森県全域・首都圏のご家族にも対応

  • 打ち合わせはご自宅・オンライン・訪問どれでも可能

  • ご予算やご希望に合わせて柔軟にプラン調整いたします

ご依頼・お問い合わせ

  • 弘前市の家族葬無料電話相談はこちら|とーたる・さぽーと0528
  • 弘前市の家族葬LINE相談はこちら|とーたる・さぽーと0528
プライバシーポリシー  /  特定商取引に基づく表記      Copyright (C) 2021 合同会社とーたる・さぽーと0528. All rights Reserved.