『喜怒哀楽の家族葬』で感情を解放

2024.09.17

こんにちは、樺澤忠志です。私は、「合同会社とーたる・さぽーと0528」を立ち上げ、遺族が本当に後悔のないお別れをできる葬儀を提供することに尽力しています。
特に私が力を入れているのが、『喜怒哀楽の家族葬』です。

このコンセプトは、私自身が経験した父との別れから生まれました。
私は、その時に抱えた後悔を、今度は他の人々に感じさせないために、この新しい葬儀の形を提案しています。

父の突然死——向き合えなかったことへの深い後悔

私の父は、ある日突然この世を去りました。
その時の私は、自分自身の将来について悩み、仕事や生活のことで頭がいっぱいで、父と深く向き合う時間を持てていませんでした。
家族との会話も減り、特に父との関係は少し疎遠になっていたかもしれません。

そんなある日、父が突然亡くなったという知らせが届きました。
驚きと悲しみが一気に押し寄せ、しばらく現実を受け入れられませんでした。
父が亡くなるなんて、考えたこともありませんでした。
それでも、現実は無情にも目の前に突きつけられました。

葬儀の準備を進める中、心の中では「父ともっと話をしておけばよかった」「どうしてあの時、父の言葉にもっと耳を傾けなかったのか」
という後悔が次々と湧き上がってきました。

亡くなる前に、父は何を考えていたのか、私のことをどう思っていたのか——その問いは、
亡くなった後も私の心の中でずっと渦巻いていました。

「父は私に何かを伝えたかったのではないか？」

その問いはいつも心に残り、どうしてもっと父と向き合わなかったのか、後悔が消えることはありませんでした。
父のことを思い出すたびに、胸が締め付けられるような感覚に襲われました。

『喜怒哀楽の家族葬』の誕生——後悔のないお別れを

この経験から、私は考えました。
**「人は誰しも、愛する家族との別れに後悔を残さないために、どうしたら良いのだろうか？」**
その答えを探す中で生まれたのが、『喜怒哀楽の家族葬』という葬儀の形です。

私が感じた最大の問題は、葬儀の準備や進行の中で、家族が大切な人との思い出や感情にきちんと向き合う時間が取れないことです。
選択に追われ、儀式に縛られ、心が疲弊してしまうことが多すぎるのです。
しかし、葬儀という場こそ、故人との感情を解きほぐし、本当に大切な対話をするための時間であるべきではないでしょうか？

そこで私は、家族が後悔しないように、「喜怒哀楽の感情」すべてに寄り添うことができる葬儀を提案したいと考えました。
これは、単に形式にとらわれた葬儀ではなく、家族が故人との時間をしっかりと過ごし、感情を素直に表現できる場を提供するものです。

『喜怒哀楽の家族葬』の特徴

『喜怒哀楽の家族葬』は、その名の通り、遺族が抱く「喜び、怒り、哀しみ、楽しみ」という4つの感情に寄り添う葬儀です。

– **喜び**：故人と過ごした楽しい思い出を語り、家族で笑いながら送る時間を大切にします。
– **怒り**：突然の別れに対する理不尽さや、人生の無常に対する怒りの感情も、自然に受け入れる場を提供します。
– **哀しみ**：故人がいない現実を痛感し、深い哀しみを共感し合いながら、心を癒す時間を持ちます。
– **楽しみ**：未来に向けて、故人の想いを胸に抱きながら家族が再び歩き出すための支えとなる時間を作ります。

これらの感情に寄り添い、遺族が形式に振り回されず、本当に心に残るお別れができるような葬儀です。