争わずに整えるという選択|弁護士を「調整人」として迎える新しい依頼の形|樺澤忠志

争わずに事情で争わずに整えるという選択
弁護士を「戦う人」ではなく「調整人」として迎える理由
文・樺澤忠志(とーたる・さぽーと0528代表)
人が最も疲れるのは「争う時間」です。
遺産問題や家族間の話し合いの中で、誰かが声を荒げた瞬間に、もう関係は崩れ始めます。
多くの人が「弁護士=戦う人」と思っていますが、私は違います。
弁護士は、争いを拡げる人ではなく、整える人なのです。
私は、家族葬・遺品整理・孤独死サポートといった「人生の最終章」に携わる仕事をしています。
その現場で見えてくるのは、「争いは心の整理ができていないことから生まれる」という真実です。
だからこそ、私はこう考えます。
弁護士は戦う人ではなく、調和を取り戻すための人であると。
※これは私の依頼姿勢であり、紹介ではありません。
弁護士に依頼する=争うという誤解
相続や家族間のトラブルで弁護士に依頼する時、多くの人は「勝つか負けるか」という発想に陥ります。
しかし、それが関係を壊す始まりです。
本来、弁護士の力は争うためでなく整えるために使えるものです。
私自身、争いは好きではありません。
けれど、生きている限り、整理しなければならない時は必ずあります。
そのときに必要なのは、力ではなく、誠意と調整です。
弁護士を「調整人」として迎えるだけで、関係の温度は変わります。
第三者が冷静に間に入ることで、話が整い、心が落ち着く。
これが、私の考える「依頼の本質」です。
争いを整えるという視点
私は依頼を「喧嘩の代理」ではなく、「話を整える行為」として捉えています。
弁護士は、当事者の外に立ち、感情を整理してくれる第三者です。
だからこそ、私は依頼時にこう伝えます。
「今回の話を調整するために、第三者として弁護士を入れてもよいでしょうか。」
この一言には、「争うためではない」という意図が込められています。
力で押すのではなく、穏やかに整える。
そうすることで、相手の構えが解け、話が前に進みます。
相手に圧力をかけず、伺う姿勢で話す
私は、常に「伺う姿勢」で話すようにしています。
圧をかけず、相手の心を尊重する。
それが調和の第一歩です。
もし譲る理由があるのなら、感情でなく、手続きで整えて渡せばいい。
譲ることは負けではなく、信頼を守る誠実な選択です。
法律は冷たくありません。
正しく使えば、感情を壊さずに整理できる。
私はそれを「心を守るための法」と呼んでいます。
弁護士を「調整人」として迎える五つの心得
- 相手を責めない。伺う姿勢で話す。
- 目的は勝つことではなく、整えること。
- 弁護士は力の代理人ではなく、調和の代行者。
- 手続きは冷たくない。正しく行えば心を守るもの。
- 譲れる部分があるなら、きれいに譲ることで関係を守る。
この五つを意識するだけで、場の空気は変わります。
弁護士も依頼者も、対立ではなく共通の目的に向かえるようになります。
私の思想 ―争いのない整理と調和のために―
私は、葬儀や遺品整理を通じて「人の心を整える」仕事をしてきました。
その根底にある思想は、「争いのない整理」こそが人間の成熟だということです。
葬儀では、涙とともに関係を整える。
相続では、法とともに心を整える。
どちらも「終わりを穏やかにするための調和」です。
『喜怒哀楽の家族葬®』で私が目指しているのは、悲しみの中にも感謝と対話を残すこと。
同じように、弁護士を迎える場面でも、「法を使って争わずに整える」という生き方を広めたいと考えています。
人が「整える心」を持てば、どんな関係も穏やかに終えられる。
そしてその生き方こそが、次の世代へ渡せる最大の財産です。
争わずに整えるという生き方
力で押せば、その時は勝てても、心は傷つきます。
誠意で整えれば、たとえ譲っても関係は残ります。
弁護士は戦う人ではなく、整える人。
法の力も、心の力も、どちらも「人を守る力」です。
『喜怒哀楽の家族葬®』が心を整えるように、
法もまた、関係を穏やかに整えるために使うべきものです。
完全な調和は難しくても、
整えようとする心を持つことは、誰にでもできます。
その心があれば、人生のどんな場面でも、人は優しく終われるのです。
弁護士への依頼は、争いの始まりではなく、調和の始まりです。
相手を攻めず、伺い、整える。
そして、正しい手続きで誠実に終える。
これが、私 樺澤忠志 の信じる「整えるための依頼」の形です。
人の終わり、人の関係の終わりに立ち会う者として、
私はこれからも「争わずに整える生き方」を伝えていきます。
樺澤忠志
家族葬専門 とーたる・さぽーと0528 代表
『喜怒哀楽の家族葬®』 提唱者
孤独死葬儀・遺品整理・調和型終活サポート実践者
※本記事は、法的な判断・助言を目的としたものではありません。
記載内容は筆者の思想および人生観に基づく「調和のための考え方」です。
実際の法的判断や対応が必要な場合は、必ず専門の弁護士へご相談ください。

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