触れられる納棺 復元の技術と心

血に染まったご遺体との対面
夕方、兵庫県神戸市灘区の事務所に一本の電話が入りました。
「至急来てほしい。ご遺体はホールに安置してある。きれいにして棺に納めてほしい」
簡単な説明だけで、私と大先輩、新人納棺師の三人で現場へ向かいました。
ホールに入ると、生臭い血の匂いが広がっていました。
白い納体袋を開けると、中は赤黒く染まり、生々しい血の海。
亡くなったのは30代の男性。自動車事故で複数箇所からの大量出血がありました。
復元納棺の始まり
血の除去と清拭
まず、納体袋に溜まった血をタオルや新聞紙で吸い取り、全身を綿花で丁寧に清拭しました。
縫合と特殊処置
頭部・左腰・左足の3か所を縫合し、止血と体液漏れを防ぐため、遺体専用パテと特殊化粧を使用しました。
とーたる・さぽーと0528では、この復元納棺の技術で、できる限り自然な姿を目指します。
ご遺族との再会の瞬間
事前の面談はできませんでしたが、「もし自分が遺族なら触れたいだろう」と考え、整えました。
対面の瞬間、お母さまは泣き崩れ、顔を触り続けます。
化粧は崩れても止めることはありません。そこには触れずにはいられない想いがあったからです。
技術と心で仕上げる納棺
時間を意識した丁寧な処置
荒れた状態から、触れられる姿へ。
時間を意識しながらも丁寧に処置を行い、2時間半で納棺を終えました。
この納棺は、技術だけでなく、ご遺族の心に寄り添う時間でもあります。
弘前市での納棺・葬儀サポート
とーたる・さぽーと0528は弘前市をはじめ周辺地域で、納棺・搬送・葬儀を24時間承ります。
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