10年前のお母さんが帰ってきた納棺の儀が家族に与える奇跡

あなたのご両親は、今も元気にされていますか?
多くの方が、「まだ先の話」と思っています。けれど、そのときは、ある日突然やってくるものです。
私たちは何度も、「もっと早く知っていればよかった」という声を聞いてきました。後悔のない見送りには、知っておくことが何よりも大切なのです。
私たち「とーたる・さぽーと0528」は、弘前市で唯一、再会の時間を整える納棺の専門家として活動しています。
この記事では、なぜ納棺の儀がただの準備ではなく、心の再会をつくるかけがえのない時間なのかをお伝えします。
納棺の儀とは?家族にとっての再会の時間
納棺と聞くと、多くの人は棺に納める儀式というイメージを持ちます。もちろん間違ってはいません。でも、本当に大切なのはそこに込める意味です。それは単なる準備ではなく、亡くなった方とご家族がもう一度再会するための大切な時間なのです。
私はこれまで多くの方の納棺に携わってきました。その中で感じるのは、ご遺族が「最期の顔を見たくない」と感じていた方であっても、納棺の儀が終わったときには「こんなに穏やかな顔だったんだ」「10年前のお母さんに会えたよう」と涙を流されることです。
その瞬間、過去と現在がつながり、ただの別れではなく再会が生まれる。納棺の儀とは、そうした心の交差点なのだと私は確信しています。
髪をとき、顔を拭き、眉を整え、唇に色を添える。単なる化粧ではありません。
またねと伝える時間。記憶と、心と、愛情をつなぐ儀式。
それが、私にとっての納棺の儀です。
納棺師・樺澤忠志の信念と技術
弘前市で唯一、復元納棺を担う私・樺澤忠志は、単に亡き人を整える人ではありません。亡くなった方の人生を、もう一度家族の記憶に戻す仕事をしているのです。
ここで私が言いたいのは、亡くなった方を、私は決して他人とは思っていないということです。題材に上がっている人がお母さんなら、私はその方を自分の母として納棺します。全力で、まっすぐに向き合い、愛情を注いでいる。ただ、それだけのことです。
だからこそ、その姿が多くのご遺族の心を震わせました。中には、あの納棺師さんが担当者なんじゃないかと錯覚されるほど、深い信頼を寄せられた場面もありました。
実際、葬儀社の社員から嫉妬された経験も一度や二度ではありません。ある現場では、遺族のあまりの信頼がその葬儀社の本来の担当者にとってプレッシャーとなり、私が所属していた会社にクレームが寄せられたことすらありました。
でも私は変えませんでした。どの方にも自分の家族として向き合う。その覚悟があるからこそ、納棺が再会の時間になるのです。
技術よりも想いこそが納棺師の本質。
髪をとく手には敬意を、顔を拭く布には感謝を。棺に横たえるその瞬間まで、あなたは大切な人ですと語り続けたい。
それが、私の納棺師としての在り方であり、「とーたる・さぽーと0528」が選ばれ続けてきた理由です。
「若返ったみたい」涙を呼ぶ納棺の瞬間
納棺の儀が終わったあと、ご家族から最も多く聞かれるのが、若返ったみたい、こんなにきれいだったんだねという言葉です。
それは不思議なことではありません。整えるのは姿ですが、動くのは心だからです。
この瞬間、ご家族の記憶と今の光景が重なり、まるで時間が戻ったような感覚になるのです。
ある娘さんが母の納棺を見届けたとき、こう言いました。 10年前の笑ってたお母さんだよ。もう一度、ちゃんと会えた気がする…ありがとう
納棺の儀によって、もう会えないではなくもう一度会えたと感じる。
その心の変化こそが、涙を生む理由です。
弘前で奇跡のような別れが叶う理由
弘前というまちには、都会にはない温かさがあります。ご近所とのつながり、家族の距離、土地の空気。
私たちは、その弘前の風土を活かし、儀式や形式ではなく、心に向き合うお別れを提供しています。
自宅でのお見送り、小さな家族葬、事前相談、仏壇・遺品・相続の一括支援まで。すべてを寄り添う姿勢で整えます。
だからこそ、あの人らしく送れたと心から思える奇跡が生まれるのです。
最後にあなたにもできる、後悔のない見送り
どんなお別れも、一度きりです。だからこそ、してあげたかったのにと後悔する前に、できることを少しずつ準備しておくことが大切です。
納棺の儀を知っておくこと。 大切な人のらしい姿を心に残す方法を選ぶこと。
そして、そのときが来たときに、ちゃんと送れたと自分で思える見送り方をしてあげてください。
私、樺澤忠志が、その一歩を支えるためにいます。
この文章が、あなたにとってそのときのための小さな備えになればと願っています。
-
相談したい方へ
- LINE公式登録はこちら
→ 「後悔しないお別れ」のために、大切な資料をLINEからすぐにご覧いただけます。
筆者について
樺澤忠志(とーたる・さぽーと0528代表/納棺師)
弘前市出身。父の死をきっかけに葬祭の道へ。今、感情を封じない「喜怒哀楽の家族葬®」を弘前で提供しています。最期に「ありがとう」が届く時間を。
それが、私の仕事のすべてです。-
まだ葬儀の予定がなくても、
今、LINEで「不安」を減らせます。「何を準備しておけばいい?」「費用は?」「誰に頼めばいいのか分からない」
そんな方へ、無料で個別にご相談いただけるLINE相談を開設しています。
まだお急ぎでない方も大歓迎です。葬儀を考える時、
費用でも、形式でもなく、
一番大切なのは、あなたがどんな想いで見送りたいかです。たった3つの質問に答えるだけで、
あなたに合った「後悔しないお別れの形」が見えてきます。- STEP 1:LINE公式アカウントを友だち追加
- STEP 2:メッセージで「相談希望」と送るだけでOK
- STEP 3:対話形式で、気持ち・状況・準備を丁寧に伺います
▶ お電話でも相談可能です(24時間対応)
0172-82-2078喜怒哀楽の家族葬® 樺澤忠志の記録|全12章
これは、ひとりの納棺師が歩んできた12の記録。
「形ではなく、感情に向き合う葬儀」を信じてきた私の原点と、実践と、これからの話です。- 第1章 身内を送るつもりで納棺する
岐阜での出張、初めて一人で任された納棺。家族の涙が、自分の原点となった日。 - 第2章 ありがとうが疑いになった日
感謝として受け取った寸志が、誤解を生んだ。納棺師としての信念が試された出来事。 - 第3章 1年という期限を自分で決めていた
最初から決めていた「1年間の修業」。納棺協会を卒業し、自分の道を歩き始める。 - 第4章 ゼロから始めた 誰も頼れない道を自分で切り拓いた
遺品整理からの再出発。紹介も信頼もゼロの中、弘前で地道に始めた独立の日々。 - 第5章 感情を抑えない葬儀を 誰かが始めなければと思った
コロナ禍で失われた感情の時間。「喜怒哀楽の家族葬®」という言葉に辿り着いた理由。 - 第6章 ここでようやく、父と話せた気がします
自宅での一日葬。式ではなく、対話の時間が、遺族の心を変えていった。 - 第7章 魂の成長としての葬儀
葬儀は終わりではない。「感情に正直になること」が人の魂を深めていく。 - 第8章 その日、母が若返ったと言われた納棺の記憶
「母が若返った」――遺族の言葉が、納棺師としてのすべての原点になった。 - 第9章 なぜ、今この葬儀が必要なのか
形式ではなく感情を整える葬儀へ。時代が変わり、必要とされている理由。 - 第10章 ご家族の声が教えてくれたこと
「こんなに心が動いたお葬式は初めて」──遺族の言葉が、すべての証明だった。 - 第11章 これからの供養と、心の居場所について
葬儀は、生きていく人の“心の居場所”をつくる時間。送り方が、生き方を変える。 - 終章 最後の時間に 人は 魂の美しさを取り戻す
人は亡くなるとき、もっとも美しい魂を取り戻す。その瞬間に寄り添う納棺師の祈り。
▶ ご相談・資料請求は
LINE公式アカウントはこちら(24時間受付)
- LINE公式登録はこちら
前の記事へ
« 無料の霊供養、祈りは20日間