「迷いながらも、自分で決めた」 今 良光様ご家族の物語
一枚のチラシとの再会から始まったご縁
ご家族は、ある日受け取った葬儀のチラシを長いあいだ大切に保管しておられました。
「もし何かあったときは、ここにお願いしよう」
そう静かに決めていたそうです。
そしてその日、その紙を見つめながら電話をかけてくださいました。
その一通の電話から、静かなご縁が始まりました。
「自分で決めなさい」と伝えた夫の言葉
葬儀の打ち合わせの中で、ご主人は奥様に言いました。
「後悔しないように、自分で決めなさい」
その一言が、悲しみの中に信頼と支えを生みました。
形式や費用よりも、心が納得できるかどうか。
それがこのご葬儀の出発点でした。
直葬ではなく、心の整理ができる一日葬へ
当初は火葬のみの直葬を考えておられました。
けれどもチラシに書かれていた言葉
「心の整理ができるお葬式を」
その一文を思い出し、一日葬を選ばれました。
遺体は「スタジオ祈り」で安置され、火葬を経てお寺で真言宗の読経により送られました。
経済的にも無理がなく、心を整える時間を持つことができました。
出棺の朝 花を入れる手が語るもの
出棺の朝。
花びらを一輪ずつ棺に入れていく音が、静かに響きました。
「お顔のまわりに、ある分、全部入れてあげてください」
その言葉は、誰かの指示ではなく、家族の祈りそのものでした。
誰も急がず、誰も泣き叫ばず、ただ丁寧に手を動かしながら「これでいい」と確かめ合う。
花が重なるたびに、後悔が感謝に変わっていくような時間でした。
スタッフはただ黙って、その光景を見守っていました。
葬儀の時間 静けさにも温度がある
お寺での一日葬では、真言宗
悲しみは終わりではなく、人を優しくする道。
光は胸の中にずっと灯っている。
それが、あなたが残してくれた希望。
形式ではなく、心が整う葬儀。
呼吸そのものが祈りになった時間でした。
結びに残された言葉
葬儀のあと、ご家族は仏壇に花を供えながら言いました。
「やってよかった。あの時の自分を褒めてあげたい。」
誰かに任せるのではなく、自分たちで決める。
その勇気が、心の供養になりました。
この葬儀で選ばれたプラン
喜怒哀楽の家族葬 一日葬プラン(真言宗)
火葬後読経・寺院式
遺体安置:スタジオ祈り
復元納棺・心の供養サポート
費用目安:約75万円(税込)
「静けさにも温度がある」
家族が手を添えて見送る
それが、最も美しい葬儀のかたちです。
→ 喜怒哀楽の家族葬 について詳しく見る
https://ts0528.com/contact/
編集者あとがき
このお葬式は、私たちが何かをして差し上げたというよりも、
家族の愛がすでに整っていた葬儀でした。
私たちはその静けさに寄り添い、形を整えただけです。