海洋散骨と永代供養のメリットとデメリット

家族で話し合いたい「みおくり方」
故人をどう送り出すか?というのは、人生の最後に関わる大切な選択です。
そして近年、自然への回帰や供養の簡素化を背景に、「海洋散骨」や「永代供養」を選ぶ方が増えています。
しかし、家族間で意見が分かれることも多く、「どう話し合ったらいいかわからない」という声も少なくありません。
この記事では、2つの供養方法の違いや、選ぶうえでのポイント、家族間での対話のヒントをお伝えします。
海洋散骨とは?
海洋散骨とは、故人の遺骨を粉骨し、船から海に散布することです。「自然に還りたい」という願いを形にした新しい供養のかたちで、自然に還るという考え方に共感される方に選ばれています。
海洋散骨のメリット
- 自然に還ることを望む故人の意志を尊重できる
- 維持管理の手間や費用がかからない
海洋散骨のデメリットや注意点
- 故人を偲ぶ具体的な場所が存在しない
- 宗教的、文化的な理由で受け入れがたい場合がある
- 初期コストが高くなるケースがある
永代供養とは?
永代供養とは、寺院や霊園が代わりに故人の供養を行い、遺骨は寺院の共同墓地などに安置されるサービスです。
永代供養のメリット
- 遠方の家族や後継者がいない場合でも定期的な供養が保証される
永代供養のデメリットや注意点
- コストが高くなる場合がある
- 宗教的な制限により選択肢が限られることがある
家族間で意見が分かれる理由
「散骨したい」「やっぱりお墓に入れてあげたい」など、家族の意見が分かれる理由はさまざまです。
- 世代間の価値観のギャップ
- 故人の希望を知らないまま亡くなったケース
- 宗教観・地域性・家族構成の違い
- 経済的な事情
世代や個人の信念、宗教観の違い、経済的な観点や環境問題への意識の高さも影響します。また、実際のプロセスや法的な問題、維持管理の詳細が不明で意見が対立することもあります。
家族間での対話の進め方
故人の供養方法について意見をまとめるには、全員が意見を表明できるオープンな環境で、冷静に、そして思いやりをもって対話することが大切です。
- 感情的にならず、まずは話を聴く姿勢を持つ
- 故人の想いを基準に考える
- 専門家のアドバイスを活用する
故人の意志を尊重するためにも、生前の意見を共有しておくことをお勧めしています。
海洋散骨と永代供養はどちらも有効な方法ですが、家族間で共感と理解を得るためには、事前の準備と対話が不可欠です。
最終的には、故人の意志と家族の合意を尊重することが何よりも重要なポイントになります。
弘前市の家族葬【とーたる・さぽーと0528】では、海洋散骨・永代供養どちらのサービスも特定の場所での実施が可能ですので、迷っている、困っているなどご相談ください。
トラブル解決サポートのお問い合わせ
故人をどのように送るかは、家族全員にとって感情的な選択です。それゆえに家族間のトラブルが発生しやすいという側面もあります。
だからこそ、トラブル解決サポートを活用して事前相談をしっかり行い、冷静に話し合える場に向き合うことで、心の底から納得のいく形で故人を見送ることができるようになります。
葬儀でトラブルになりそう…と心配されている場合や、今現在トラブル発生中という場合も、まずはご相談ください。
次の記事へ
検視とは?突然の警察からの連絡 »