藤崎町の喜怒哀楽の家族葬（佐藤家）

2024.09.25

この物語は、とーたる・さぽーと0528が実際に担当した葬儀を元にしたノンフィクションです。
実例のエピソードを基に、心温まる家族葬、喜怒哀楽の家族葬の一例として描いております。

藤崎町の冬は、厳しい寒さの中にもどこか温かさを感じる季節です。そんなある日、娘の佐藤さんから「お母さんを自宅から見送りたい」とのご依頼をいただきました。

「以前、娘の夫の葬儀をとーたる・さぽーと0528さんにお願いして、とても良かったんです。それで今回もお願いしたいと思って…」

と、少し涙を浮かべながら話す佐藤さんの言葉に、私たちも心を込めてお手伝いしようと決意しました。

「お母さんを、自宅で家族だけで見送りたい」 その言葉には、母親への深い愛情と強い絆が込められていました。

準備が進む中、佐藤さんご家族はお母様を自宅に連れて帰ることを希望されました。病院から自宅へと搬送し、家族だけで穏やかな時間を過ごせるよう、私たちは細心の注意を払ってサポートをしました。

自宅に到着したお母様を囲むように、息子さんや娘さんが集まりました。冬の冷気を感じながらも、ストーブの温もりに包まれた部屋で、家族の絆が一層深まるのを感じました。

「火葬までの5日間、家族みんなでお母さんと過ごしたい」

この願いを叶えるために、私たちはお母様のお身体を保冷剤で安定させ、ご家族が安心してお別れの時間を持てるようにしました。

葬儀当日、いよいよ納棺の儀が行われました。納棺の儀とは、故人を棺に納める儀式であり、最も心に残る瞬間のひとつです。

私たち復元納棺師は、佐藤さんのお母様の顔を美しく整え、まるで生前のまま眠っているかのように見えるよう復元しました。ご家族の皆様は、その姿を見て涙を浮かべ、

「とても綺麗なお母さんになって、まるで眠っているみたい…」

と、声を揃えてつぶやかれました。その瞬間、家族全員の心が一つになり、お母様への深い愛情が伝わるのを感じました。

その後、弘前市内の火葬場でお母様を火葬し、同日に自宅で葬儀が執り行われました。今回の葬儀は一日葬で、喪主は娘さん、喪主代理は孫息子さんが務められました。

お母様の周りには、12人のご家族が集まり、最後のお別れを静かに行いました。

「本当にお願いして良かった。家族だけでしっかりと見送ることができました」

佐藤さんは、涙を浮かべながらも感謝の気持ちを伝えてくださいました。家族だけで過ごす時間、故人を想い、感情を解放する場が持てたことで、深い癒しと心の整理が進んだのです。

今回の葬儀を通じて、改めて感じたのは、「喜怒哀楽の家族葬」の持つ力です。人が亡くなった時、残された者たちの心にはさまざまな感情が押し寄せます。悲しみ、感謝、時には怒りや後悔…。そのすべてを表現できる場があることで、遺族の心は少しずつ癒され、未来へと歩みを進めることができます。

佐藤さん一家もまた、お母様との時間を振り返りながら、それぞれが感情を表現し合うことで、深い絆と癒しを得ることができたのです。

佐藤さんご一家が、今回の葬儀で大切にされたのは、家族の絆とお母様への愛情でした。とーたる・さぽーと0528では、その気持ちを大切にしながら、故人との最後の時間をしっかりとサポートしました。

私たちが提供する「喜怒哀楽の家族葬」は、従来の葬儀の形式にとらわれず、家族一人ひとりの感情を尊重しながら、心からの見送りをお手伝いするものです。

「他の葬儀社とは違う。お願いして本当に良かった」

この言葉が、私たちの原動力となり、これからも藤崎町の皆様のために、心を込めた葬儀を提供していきます。

とーたる・さぽーと0528では、お客様のご要望に寄り添い、心のこもった家族葬を提案しております。葬儀に関する不安や疑問は、ぜひお気軽にご相談ください。

その他の業務

事前相談
- 葬儀に関する事前相談を受け付け、個別に対応。家族や故人の希望を聞き取り、最適な葬儀プランを提案します。
寺院の紹介
- 檀家になっていない方のために、信頼できる寺院を紹介し、戒名や読経などの手配をサポート。
特殊清掃・遺品整理
- 特殊清掃：孤独死や事故現場での清掃を専門業者が行い、安全で清潔な状態に戻します。
- 遺品整理：故人の遺品を丁寧に整理し、貴重品や思い出の品を遺族に届けます。
海洋散骨・永代供養
- 遺骨を海に撒く「海洋散骨」や、お墓を持たない方への「永代供養」などの手配を行います。
粉骨業務
- 遺骨を粉にする「粉骨サービス」を提供。散骨や手元供養のために適した形で加工します。
墓じまいと檀家脱退コンサルティング
- 墓じまいを希望する家族のために、お墓の整理・閉鎖手続きをサポート。寺院との交渉や檀家脱退の手続きも支援します。