家族葬の疑問解決!よくある質問と回答まとめ
はじめに
親しい身内だけで故人を見送る「家族葬」というお葬式が、近年ますます注目されています。2022年のお葬式に関する全国調査によると、執り行われる葬儀のうち、もはや55%が家族葬(一般葬は約25%)というデータが出ています。
しかしながら、家族葬はこれまでの一般葬と異なる部分も多く、戸惑われる方が多くいらっしゃいます。
本記事では、家族葬に関するよくあるご質問をご紹介しながら、一般葬との違いや家族葬ならではの特長などを紹介していきます。
- Q.家族葬か一般葬、どっちにするかを迷っています。
- Q.できるだけ葬儀代を抑えたいのですが、家族葬の相場費用はどれくらいですか?
- Q.会社関係者への連絡はどうしたらいいですか?
- Q.家族葬では遺族は何をしたらいいですか?
- Q.身内だけで葬儀を進めたいのですが、呼ぶ呼ばないの判断はどう決めたらいいですか?
- Q.家族葬を行う上で、必要な準備や手続きはありますか?
- Q.遺影写真にできる写真がない場合はどうしたらいいですか?
- Q.僧侶へのお布施は、いくらくらいだと失礼がないですか?
- Q.香典返しは、いくらくらいが妥当ですか?
- Q.死亡届の提出期限はありますか?
- Q.葬儀の後に訃報をお知らせしたい場合はどうしたらいいですか?
Q.家族葬か一般葬、どっちにするかを迷っています。
とーたる・さぽーと0528では、家族葬をおすすめしています。弊社は家族葬専門の会社で、特に『喜怒哀楽の家族葬』という形を提案しており、親しい家族や友人だけで故人との最後の時間を静かに過ごせる葬儀です。感情を自由に表現できる場となり、遺族の心の整理をサポートします。
一方、一般葬は、親族や友人、仕事関係者など多くの方が集まる大規模な形式で、故人の人生を広く偲ぶ機会を提供するものです。
選び方のポイント
- 家族葬は、静かで親密な雰囲気を重視したい方や、形式にとらわれず感情を表現したい場合におすすめです。
- 一般葬は、故人の交友関係が広く、社会的なお別れを大切にしたい方、従来の形式を守りたい場合に適しています。
Q.できるだけ葬儀代を抑えたいのですが、家族葬の相場費用はどれくらいですか?
特に費用面では、家族葬の選択肢として、二日間の家族葬が約100万円、一日でのこじんまりとした葬儀が50万から100万円、直葬なら35万から50万円という具体的な価格帯を提示しています。
経済的な負担を軽減したい方々にとって有益ではありますが、費用だけに目を向けてしまうと、後悔することもありますので、内容全体を見て判断するようにしましょう。
Q.会社関係者への連絡はどうしたらいいですか?
まずは、電話で亡くなったことを伝えてください。葬儀日程が決まったら、葬儀社より葬儀日程の証明書が発行されますので、そちらの原本を会社に提出する流れになります。
Q.家族葬では遺族は何をしたらいいですか?
葬儀での会計と受付の役割は、信頼できる身内の方に中心的にお願いし、サポート役を数名つけるとスムーズに進行できます。
- 中心となる方は、数字に強く管理能力のある身内の方が適任です。お香典や費用の管理をしながら、参列者の対応も行うため、落ち着いて全体を把握できる方にお願いしましょう。
- サポート役の方には、お香典の受け渡しや参列者の案内を手伝ってもらうと、中心の方の負担が軽減され、円滑な進行が実現できます。
どちらも、当日の流れを理解してもらうために、事前に簡単な打ち合わせを行っておくと安心です。
Q.身内だけで葬儀を進めたいのですが、呼ぶ呼ばないの判断はどう決めたらいいですか?
家族葬では、故人の希望や家族の気持ちを重視し、近しい親族(親、兄弟、子供など)や縁が深かった方を中心に声をかけると、静かで心のこもったお別れができます。形式にとらわれる必要はなく、親しい友人や尊敬する同僚を招くことも可能です。
家族葬はその名の通り、主に家族やごく近しい親族だけで行う葬儀形式ですが、この人は呼んでいいけど、この人はNGというような厳密なルールは存在しません。
家族葬の最大の特徴は、形式にとらわれずに故人との最後の時間を静かに過ごすことができる点です。
したがって、親戚や友人の数を制限する場合が多いですが、必ずしも全てを排除するわけではありません。近親者が望む場合には、親しい友人や尊敬する同僚などを招くことも可能です。家族葬を計画する際には、参列者リストを慎重に作成し、招待する人々と事前に相談することが重要です。
Q.家族葬を行う上で、必要な準備や手続きはありますか?
特別な手続きはありませんが、事前に決めておく準備があります。
- 安置場所(大切な方をどこに寝かせるか)
- 寺院名や喪主
- 遺影写真
- 葬儀のイメージや進行の方向性
- 訃報を知らせる方のリスト(できれば)
事前相談を通して、これらをしっかり決めておくことで、当日の慌てを防ぎ、安心して家族葬に臨むことができます。
Q.遺影写真にできる写真がない場合はどうしたらいいですか?
遺影写真はできるだけ素敵なものを選びたいですよね。パッと見つけることができればいいですが、できない場合は家族や親族と協力して探してみましょう。
親族間で過去の写真を共有し、LINEやメールで送ってもらうと良いですね。集合写真やスナップ写真から、故人の表情が分かるものを集めることができます。
ちょっとこれだと小さいかな…という場合でも、葬儀社や専門業者によって、背景や服装を整えるなど遺影用に加工が可能なので、まずは探してから遺影写真を決めましょう。
Q.僧侶へのお布施は、いくらくらいだと失礼がないですか?
新札は避けましょう。お布施に新札を使うのは、「不幸を待ち構えていた」かのような印象を与えるので避けるのが礼儀です。使用する際には、一度折り目をつけるなどしてから包むと良いでしょう。
お布施とは、僧侶や寺院に対して渡す金銭的な謝礼のことであり、家族葬においてもお布施は非常に重要な要素です。一般的な相場となると、宗派や地域、葬儀の規模によって若干範囲はありますが、標準的には以下の範囲が目安とされています。
通夜と葬儀の両方を執り行う場合、総計で10万円程から25万円程度が一般的です。
とはいえ、故人や家族の意向、僧侶との関係性などによっても変動しますので、お布施については事前に僧侶と相談するのがよいでしょう。
Q.香典返しは、いくらくらいが妥当ですか?
津軽地方の香典返しの金額の相場は、1,000円が一般的です。
例えば、親族やお付き合いの濃い勤め先の関係者などで1万円の香典をいただいても、1,000円の品物を即座にお返しします。
香典返しとは、葬儀でいただいた香典に対する返礼品のことで、香典をいただくと同時に香典返しをお渡しいたします。
- 香典返しの例外的考え方
一般的には1,000円ですが、遺族側でもう少しお礼をしたいというケースも稀にあります。 - 勤め先の会社関係のお返し
個別に香典袋に入っているものは、個別に返しましょう。それとは別に、団体または連名で香典袋一つに対して香典返し一個を返すことになります。
葬儀を終えて出社する際、社会人マナーとしては、香典を持ってきてくれた方に直接香典返しをお渡しし、「忙しい中、休ませていただきありがとうございます」と言葉を添えるとよいでしょう。また、職場には適当な個数の入っているお菓子を持参しましょう。
このような気配りで、社会人としても社内的な信用度が上がります。
Q.死亡届の提出期限はありますか?
死亡届は、故人が亡くなった日から7日以内に、医師が発行した「死亡診断書」または「死体検案書」と一緒に、故人の本籍地、死亡地、届出人の所在地のいずれかの市区町村役場に提出する必要があります。
この手続きは通常、葬儀社がサポートしてくれることが多いですが、ご自身で行うことも可能です。
死亡届の提出が遅れると、戸籍の整理が遅れ、相続手続きなど他の手続きにも影響が出るリスクがありますので、できる限り早めに提出することが大切です。
役場により対応は異なりますが、平日だけでなく土日祝日も対応しているところもありますので、該当する市町村役場に問い合わせてください。
弘前市役所の場合:https://www.city.hirosaki.aomori.jp/life/gohukou.html
Q.葬儀の後に訃報をお知らせしたい場合はどうしたらいいですか?
家族葬は身内だけで済ませたけれど、故人の訃報をお知らせはしておきたい!という場合、最も一般的なのは、電話やメールなどで個別に連絡することです。
親しい友人や同僚に直接連絡を取ることで情報が確実に伝わり、誤解や行き違いが少なくなります。近年では、親戚や友人などにも同様にLINEで一斉送信することもあります。
また、訃報を一般に広く知らせるためには、新聞のおくやみ欄を利用するのも一つの方法です。特に地域社会でのつながりが強い場合や、故人が公的な人物であった場合には効果的です。しかし、新聞広告掲載には費用が伴うことが多いため、予算に応じて計画することが必要です。
他にも、故人が所属していた団体やクラブに対して、一括連絡を依頼する方法もあります。この場合、団体の代表者や幹事に託し、多くの人々に一度に通知することが可能です。特に大規模なコミュニティにおいては、効率的で時間の節約になります。
いずれの方法を選択するにしても、告知の内容には注意が必要です。故人の名前、葬儀の日時、場所、そして家族の希望を明確に伝えておきましょう。
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