弘前市で相続放棄の前後にしてはいけないこと

2025.11.04

遺品整理や葬儀費用の注意点

相続放棄を考えるときに大切なのは、何をしてはいけないかを先に知ることです。故人の財産に触れたり処分したりすると、結果として相続を承認したと見なされるおそれがあります。弘前市でも遺品整理を急いだために放棄が難しくなった相談は少なくありません。

相続放棄とは、亡くなった方の財産も負債も引き継がないという家庭裁判所での手続きです。期限は亡くなった事実を知った日から原則三か月です。迷うときは早めに専門家へ相談してください。

処分と判断される可能性があります。通帳やカードは保管のみにしておきます。

価値ある物の処分は承認行為とみなされることがあります。判断が難しいときは査定や相談の記録を残します。

入院費や債務の支払いは処分と受け取られる場合があります。やむを得ないときは相続人自身の資金から支払った記録を残します。

葬儀費用や仏具など、常識的範囲の支出は放棄の妨げにならないと扱われることがあります。ただし個別判断の幅があります。領収書や支払い経緯を保存しましょう。

同居していたため家の管理が必要、空き家が雪や湿気で傷む、賃貸退去を求められている、などの事情があります。管理と処分は別物です。鍵や郵便の管理など保存行為に留めます。

『喜怒哀楽の家族葬®』は心の整理と生活の整理を一つに進めます。弘前市での相続や葬儀、遺品整理の不安はご相談ください。

本記事は一般的な情報提供を目的としています。個別の法的判断には専門家への相談をおすすめします。